安易な自粛に走らず
安易な自粛に走らず
東北地方太平洋沖地震の災害復興のために
何かできることはないかと思い、
●『ビジネス発想源』東北応援1,000円プロジェクト
を実施しています。
余裕のある方は1,000円ずつ寄付しようではありませんか、
という募金プロジェクトです。
皆さまから集まった募金は、東北の災害復興に尽力している団体
「CIVIC FORCE」さんに寄付することに致しました。
100人で100,000円が目標だったのですが、
現在、既に300,000円以上のご協力を頂いているようです!
1,000円で結構です。ご賛同いただける方は、ぜひ!
●『ビジネス発想源』東北応援1,000円プロジェクト
→ http://justgiving.jp/c/3219
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今回のような大きな災害が起きた場合によく飛び交うのが、
「自粛」とか「不謹慎」といった言葉です。
被災地の人はあんなにも大変な想いをしているのに、
そんなことをしている場合なのか、
そんなことよく平気でできるな、という意見が飛び交うのです。
この5日間ほど、私にもそんな意見がいくつか寄せられました。
地震の起きた11日、テスト生放送をする予定だったのですが、
そのまま予定どおりに放送をしていました。
これも、一部の人から「不謹慎ではないか」との
ご意見をもらいました。
被災地は大変な被害に遭っているのに、
そういったことは自粛するべきなんじゃないかと言うのです。
でも、放送の内容のどこが不謹慎だったかを尋ねてみると、
「放送は聞いていないけど、放送自体が不謹慎」とか言うのです。
そうなんでしょうか。私には意味が分かりませんでした。
本来は1時間程度の放送だったのですが、
結局は6時間以上もしゃべりっぱなしで放送しました。
それは、「放送してもらっていて助かる」という意見を
たくさんもらっていたからです。
そういう方々の声に応えて、放送をしていました。
その日は都内の交通網が麻痺していて、
事務所から帰れない人、バスの行列に並んで身動きが取れない人
など、都心でも行動に制限がある方がたくさんいました。
そういう方々から、「ものすごく助かっている」
というメッセージを頂きました。
私も高層階の仕事場にいましたが、エレベーターは止まっていて、
また階段でようやく降りたとしても、
その近辺は津波警報が出ていて、仕事場から出られませんでした。
でも、パソコンの環境はあるし、テレビもあります。
だから情報発信ができるし、テレビの情報を伝えることもできる。
そこで、自分にできそうなことから、やってみたのです。
中には、仕事場の近くのビルに閉じ込められていた方から、
私の放送を聞いて、
「とりあえずこのあたりは大丈夫なのだということが分かる」
ということでとても感謝されました。
また西日本の読者の皆さんからも、私が放送をしていることで、
「とりあえず弘中は無事そうだな」ということは分かってもらえ、
安心して頂いたそうです。
それを「不謹慎じゃないか」という人もいる。
「もうちょっとそういうの自粛したら」という人もいる。
放送を聞いているわけでもないのに。
でも、小さなことであっても、もし無駄かもしれなくても、
自分にできることであれば行動することにしました。
どれだけ反対や嘲笑の声があっても、行動します。
それが、例えば被災地の方に対して迷惑になっていたり、
被災地の方を蔑むような内容になっていたりするのでなければ、
少しでも被災地の方のため、そして誰かのためになるならば、
行動したほうがいいという意識で動くことにします。
こんな時こそ、元気を出せる人は元気を出していき、
周囲の人を元気にしていかなければならないと思います。
何かイベントや企画を中止・延期するとしても、
例えば大量の電気が節電できることになるとか、
会場に落下の危険性のあるものがあるからとかで、
電力確保や安全性確保といった、
何かを生み出すための中止・延期であればいいでしょう。
しかし、「これをやると何やかんや言われそうだから」
「これを実行すると、なんか気まずそうだから」
といった、自分たちの体面や面子だけを考えるのならば、
それは誰のためにもなっていない自粛です。
何も生み出していないし、むしろ減退させたようなものです。
そもそも、そういう体面や面子だけでやった企画は、
もともと大して実行する意味がなかったのと同じことです。
何としてもやらなければならない、
やることで誰かに、世の中に何かプラスになる、
という信念がない企画なのです。
そんな信念のない企画はすぐに意味のない自粛に走るし、
「いや、信念は持っている」というのであれば、
立案時の信念を忘れて面子が先に来てしまっているのです。
「不謹慎だ」「自粛すべきだ」という外野の意見よりも、
「こういう意味があるからやるべきだ」
という企画の信念のほうが、主催者には大事です。
その信念に基づいて、
参加者の方々を元気にしたり、何かを伝えたりすることで、
世の中が元気になるエンジンが回り始めます。
単なる様子見の自粛、面子だけを守る自粛は、
何も生み出さず誰もトクをしないのです。
もっと、信念を表明して突き進んでいきましょう!
弘中勝


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「自立=共育」を御旗に威風堂々と泰然自若に使命を味う。